自分史:私の人生に甚大な被害を与えた小説編

〇こんにちは

・お久しぶりでございます。

・就活で自分史書けって言われることあるじゃないですか。

 

引用:自分史って?書き方と自己分析のポイント【就活・転職に便利】 - pure life is...

 

・普通は上みたいな感じなんですけど、出版志望の人が「影響を受けた小説」軸でやっていて、かなり楽しそうだったので、私も、やります。

・私が生きていく上で何らかの影響(被害)を受けた本について並べ立てていきます。

・人生で読んだ本ベスト10!とかではないよ。なかよくしてね。

 

 

〇乳幼児のころ:おはなし366

books.rakuten.co.jp

うちにはこのタイプの本がいくつかあって、あるときふと「これ別に1日1話じゃなくてもいいんじゃないか?」と気付いてしまったので勝手に全て読んでいました。

私は当然、国語と道徳の教科書を配られた瞬間に読むタイプのマセガキに育ってしまったんですが、原体験はこれだと思います。

 

 

〇小1:私のママは魔女

www.poplar.co.jp

学校の本棚の同じ列に『まじょ子』ってシリーズもあったんですが、敢えてそちらは読まずママ魔女だけ読み続けることで「私はこういう本ならなんでも好きなのではなく選択的にママ魔女を読んでいるんだ」という逆張りをしていました。

私の逆張り癖の原点となった作品です。

 

 

〇小3くらい:パスワードに気をつけて

bookclub.kodansha.co.jp

「チャットルーム」という概念とインターネット(パソコン)のアングラっぽい部分に過剰な幻想を抱くきっかけとなった作品です。

ちなみに意外にも、鳥遊飛鳥ではなく神岡まどかが好きでした

 

 

〇小5-Ⅰ:ハリー・ポッターと賢者の石

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死の秘宝まで読み終えたあと、自己解釈で続編を書いていました。「供給されたものを軸に勝手な解釈を膨らませて行間と続きを埋める」みたいな悪癖はこれが最初な気がします。

この幼少期に「ルーナは絶対こんな風に生きていくはず」みたいな解釈をガチガチに固めすぎていたせいで、『呪いの子』がまだ受け入れ切れていません。

 

 

〇小5-Ⅱ:黒鍵は恋してる

www.tokuma.jp

本自体の内容とかは一切覚えてないです。

「体力測定の50m走をみんなが適当にこなす中、転校生の女の子が本気の走りを見せ、そのタイムを褒められると「陸上選手と比べたらまだまだだから…」と述べる」というシーンがあるのですが、なんかこれにめちゃめちゃ影響を受けました。手は抜かない方が面白いし、目標は高い方が面白いです。私のロールモデル、こいつな気がします。

 

 

〇小5-Ⅲ:別冊図書館戦争

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この本に脳を破壊されて以来、恒常的にゲロ甘ラブコメを読まないと体調が悪くなる。諸悪と読んで差し支えない。脳破壊から早くも12年は経過していますが、これを超えるゲロ甘ラブコメが発見されていないのもまた事実であり、苦しい。ハピエン厨になったきっかけもこの辺な気がします。

 

 

〇小6:占いツクールにあった、バリキャリの”私”が会社の後輩である櫻井翔に尋常でなく好かれて結婚する話

別冊Ⅰを唯一超えたと言っても過言ではないゲロ甘ラブコメが占ツクにありました。これのせいで、これにまた出会えるのではないかという期待から、未だに夢小説界隈をディグっています。もう22歳なのに……。

 

 

〇中1:舟を編む

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なんか、舟を編むにあこがれて学校の図書室で辞書読んでた時期があります。さすがにテンプレすぎると思います。

 

 

〇中1くらい:ミカグラ学園組曲

mfbunkoj.jp

他のボカロ本って大抵PHP研究所から謎のサイズで出版されていたので良かったのですが、ミカ学は普通にMFから出版されていたせいで私が”ライトノベル”というジャンルを知ってしまいました。あーあ。

ほどなくしてGEOで中古のスマホを(勝手に)購入し、毎晩ベッドで延々と小説家になろうなどを漁り続ける生活が始まるのですが、諸悪の根源はこれだと思います。

 

 

〇中3:何んでも無い(少女地獄)

www.aozora.gr.jp

「結局ぜんぶ無駄になるのに」みたいなのを異常に好むきっかけが多分これ。「綺麗なだけ」みたいなのを好むのもこれ。妥当に思春期の中二病だったから影響を受けました。

 

 

〇中3-Ⅱ:きみとぼくの壊れた世界

bookclub.kodansha.co.jp

それまで、学校って行った方がカッコいいと思ってたんだけど、「行かなくても別にカッコいいことはあるな」と思ってしまって無事1学期分くらい不登校になった。

 

 

〇中3-Ⅲ:数学ガール

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これになりたすぎて高校への数学解いてた時期とかがある。「退廃的な感じでずっと小難しい話をしている人間」っていいな、という大きな気付き。ミルカさんみたいな喋り方をしていた時期が絶対にある。ミルカさんになりたい。

 

 

〇高1:カクヨムにあった、「上代オタクの女子大生が上代文学の厳しいけど顔が良い教授にめちゃめちゃ気に入られてズブズブ共依存に縺れ込んで結婚する」みたいな話

ありえないくらい影響を受けたため、情報系志望を一瞬でやめて文学部への進学を決意。

 

 

〇高3~浪人:その白さえ嘘だとしても

www.shinchobunko-nex.jp

受験期、これを読んで以降、「何も考えずに1時間くらいで読める、ちょっと青春っぽい未読の文庫本」を読み続けることでしか自我を保てなくなった。解いた問題の数よりも読んだ新潮文庫nexの数の方が絶対に多かったです。レーベル読みしてた。(そんな人いないのに。)

 

 

〇大1:名探偵に薔薇を

www.tsogen.co.jp

これが好きすぎて、「これまでただの固めのミステリだと思って読んでなかった本って意外と愉快なのかも……」という気付きを得てしまい、ちょうど触れてなかったメフィスト周りとかいわゆる「二段組みの本」とかを読み続けるターンに入ってしまいました。

何が良くないってこれ大1の春なんですが、延々と本を買って読みを繰り返していたせいで無事に全てのサークルに入り損ね、友達づくりの初動にも失敗し、初手の中間レポートも全部吹っ飛ばしました。よくないね。

 

 

 

 

〇おわり

みんなもいつか、どんなコンテンツに影響を受けてそんな人間に育ったのか教えてね。

 

ではまた